先日書いたように、PHP向けアプリケーションの比較をまとめてみました。
今回はテキストエディタのみですが。
※追記1 2006.01.04
これはMac向けの情報です。
いろいろ触ってみて、ある程度容認できる以上のものをピックアップして比較しています。
計15種類くらい触ったのかな?
もちろん これらは個人的な意見ですので、鵜呑みにせず、参考までに納めておいて下さい。
できるだけ個々に注釈を付けた方がよいのですが、取り急ぎ、比較表のみ公開いたします。
後に追記する予定です。
PHP向けアプリケーション 機能比較(エディタ編)
※追記2 2006.01.04 (追記っていうのか?この文量)
まず、表を見ていただければだいたい解ると思いますが、
以下の事に注目して機能を比較してみました。
・日本語が満足に扱える環境かどうか
・ある程度の機能拡張・カスタマイズがどの程度可能か
・PHPのコードを記述する為の補助機能が備わっているか
さて、それではそれぞれのエディタについての私見を述べてみようと思います。
mi(http://www.mimikaki.net/)
MacでPHPをいじってる人はこのエディタを使う事が多いのではないでしょうか。
OS X用で PHP開発用に設定が用意されているエディタではたぶん国内で最も古く、
その為、各ツール類が充実しています。
環境をモードとして設定できる為、PerlにはPerl用の、PHPにはPHPの環境が個別に作れます。
ほとんどの場合はいちいちモード設定を作る必要はなく、あらかじめ設定された環境か、配布されている設定ファイルでほぼ事足ります。
また、ツールなども自分で追加/修正するのも簡単でした。
ツールコマンドが簡単な上に、用意されているツールをのぞいたりすればある程度自分で好きな機能を追加できるんじゃないかと思います。
ちょっぴり残念な所は、コード補完機能で候補一覧がでない所と、
ジャンプリストで関数しか正常にリストアップされていなかった所です。
ただ、クラスのリストアップ自体はできているので(2.1.6)、おそらく近い将来には関数/クラス/クラス内のメソッドにも対応できるのではと思います。
そういえば、カラーリングが時々くずれる事があります。クォート類が複雑に入り組んでいると弱いのかな?
これはモード設定の出来に関わるのかな?
もう少し、ドキュメント管理ができると個人的には嬉しいです。
しかし、エディタの領域をかなり越えてしまうので、ちょっと難しいですよねぇ。
CotEditor(http://www.aynimac.com/)
昨年の3月ごろに発表されたばかりのエディタです。
最近では珍しいんじゃないでしょうか?国産で、かつ開発向けの機能が備わったエディタがリリースされるなんて。
(知らないだけかもしれませんが)
動作的にはかねがね良好です。アウトラインメニューで関数/クラス/クラス内のメソッドに簡単に移動できます。
ただ、コード補完機能がシステム依存なので、一度入力しない事には何も出てきません。これはツライ。
キーバインドやマクロ(Script)がモードごとに設定はできないので、複数の言語での利用の場合はちょっと厳しいかもしれません。また、情報が少ないせいか、Scriptでちょっと何か作りたいなと思ってもmiほど簡単にはできませんでした。
余談になりますが、AppleScriptの用語説明って解りづらくないですか?英語だからってのもあるんですが、例文とかもっと載ってた方がとっつきやすいと思うのですが。
ちょっとネガティブな意見が多くなってしまいましたが、まだ誕生から1年と経っていないので、
将来性は十分にあると思います。これからを期待したいと思います。
Taco HTML Edit(http://www.tacosw.com/)
アイコンがタコスのちょっと見た目がかわいいエディタです。
HTMLの編集に重点を置いているので、タグの入力を手早くできるように主要タグにショートカットが振ってあったり、
タグのリストを傍らに置いて、ウィザード的に属性を選択してタグを入力できるようになっています。
ただ、個人的にはちょっと入力補完機能としては弱いと思いました。
パッと入力できないんですよね。これだけ補助機能があるのだったら、キー一発でリストを呼び出せるようにしておいた方がいいと思いました。通常の入力補完機能もないので。
他のエディタと大きく違うのが、シンタックスチェックとプレビュー機能です。これは当然ながら、すごく便利です。
特に、PHPシンタックスチェックは非常にありがたい機能だと思います。
ワタシ、打ちミスが多いもので…。
ただ、PHPのプレビュー機能は、コマンドラインでのPHPを通して行うので、ブラウザからの実行結果と異なります。
これがどうにかなればかなり強力なんだけどなぁ。
フォルダでのプロジェクト管理機能もありがたいです。
インクルードしたファイルをちょっと直したいなぁとか思った時にFinderに戻ったりせずにすぐに呼び出せるので、
ちょっとした時間の短縮にもなります。
あとは日本語環境が弱いです。UTF-8のみです。まあ、普通に他国語勉強するのだけでもつらいのに、
文字コードなんか余計につらいんだろうなぁ。
いろいろ弱点を指摘してしまいましたが、なんだかんだ言って理想に近いエディタでした。
特に、シンタックスチェックなどは他のほとんどのエディタにはないので、今後にすごく期待したいです。
(特に入力補完機能を充実してもらえればそりゃもう…。)
PHP Studio(http://www.neometricsoftware.com/)
ほぼ唯一と言ってもよい、PHP専用エディタです。だからシェアウェア?
さすがにPHPコードの入力補完機能も、シンタックスチェックも、関数リストも十分に機能しています。
ヘルプブラウザから、関数などを調べる事もできます。これはありがたい。
ただ、Taco HTML Editと同じく、日本語が弱い。そして、ツールのカスタマイズがほとんどできない。
使いやすい環境が作れないと、エディタとしての魅力が半減してしまうように思います。
また、studioと言うわりには、プロジェクト管理的な機能はなさそうです。
PHP専用エディタで、機能的にも遜色はないんですが、どうもかゆい所に手が届いていないような気がします。
Jedit X(http://www.artman21.net/product/JeditX/index.html)
miと同じく、古くからあるエディタの一つです。
動作は今回のアプリの中では最速です。さすがシェアウェアなだけあります。
検索・置き換え機能も最も強力です。この機能だけで十分に魅力的に思う人もいるんじゃないでしょうか。
ただ、PHP用のエディタとしては若干役不足感は否めません。miが出来すぎるからかな?
AppleScriptを使ってのマクロもありますが、miほどの機能を提供するのは難しいでしょう。
海外製のエディタもいくつか試しましたが、日本語が満足に扱えないものが多く、ほとんどは5分であきらめました。
UTF-8中心にしているエディタが多いのも、日本語の扱いの悪さによるものだと思います。
また、PHP専用と呼べるものはPHP Studioくらいしかありませんでした。やっぱ作るの大変なのかな??
これは逆に言えば、市場として満たされていないと思うので、是非国内のフリーウェア作家の人にはがんばってもらいたいものです。
それとも、Mac上でPHPを開発しているような人って思ってるより少ないのでしょうか?
上級者である程、Windowsの方が開発環境は充実してるだろうから、仕方ないことかもしれません。
最後に、個人的にPHP向けエディタに望むことをまとめておきたいと思います。
・各モード毎に機能・ツールを設定できる
・日本語文字コードの十分な対応
・PHP/HTMLカラーリング(変更可能)
・PHPコード補完機能(候補リスト付き)
・シンタックスチェック
・自由に設定・カスタマイズできるツール類
・ファイル管理(フォルダ毎の管理(Taco HTML Editと同等)程度でOK)
・関数/クラス/クラス内メソッドのリスト(すぐにジャンプできる)
・できればプレビュー機能
…プレビュー機能は、AppleScript対応のエディタであれば、ちょっと工夫すればできそうな気がします。
(どうにかmiでやってみたい)
予定よりかなり長くなってしまいました。最後まで読んでいただきました方、
お疲れさまです。ありがとうございました。
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